リート(REIT)、私募ファンドなどの不動産ファンドは基本的に中長期での運用が基本とされて
います。特に私募ファンドの場合は流動性が極端に低いとされています。
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実際にファンドによって5年程度保有することを義務付けられているものもございます。
特に、日本では米国とは異なり、
投信法で会社型の設立が認められていませんでしたので、
契約型が中心だったゆえに色々と問題が生じました。
少しでも基準価格が上昇すると、中途解約を求める投資家が殺到して、不動産ファンドの運用
そのものを駄目にしてしまうことも少なからずありました。
しかしながら今では会社型の不動産ファンドも法的に販売することが認められていますので、
上述したようなケースは比較的少なくなっています。
しかし、不動産ファンドの投資対象が不動産である以上、流動性の低い商品に投資している
状況は変わりありませんので、この点に関しては考慮しなければなりません。
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ですので、
不動産ファンドでの
資産運用は、買うタイミング以上に売るタイミングが非常に重要
となります。買っても売れなければ利益を手にすることができません。
一方、2001年に誕生したリート(J-REIT)のように
東京証券取引所に上場している不動産
ファンドは好きな時に証券会社を通じて売買できます。
また、上場していない不動産ファンドは相対取引のものもあれば、契約通りに行わなければ
ならないものもあります。この点が大きなネックです。
不動産ファンドへの投資の魅力は何といっても分配金の高さですから、現物の株取引のように
価格上昇にともなう売却益に固執すると投資効果が落ちます。
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