不動産ファンドの中には実に色々な種類があります。不動産ファンドは実物不動産を証券化
したものですが、時代と共に多様化し変化しています。
ですので、そうした中、今回は不動産担保貸付金を証券化するデット型について、誠に簡単
ではございますが解説させていただきたいと思います。
デット型を二つのタイプにわけることができます。まず一つ目が、住宅ローンを証券化する
RMBSです。日本語では住宅ローン担保証券といいます。
そして、RMBSはResidential Mortage Backed Securitiesの略称となっています。住宅
ローンを証券化したRMBSは単純にMBSとも呼ばれています。
このタイプの証券化商品が発端となって米国経済を崩壊寸前のレベルにまで追い込んで
しまったわけですが、本来的には博打のような金融商品ではありません。
そして、もう一つはオフィスビル、賃貸マンション、大型ショッピングモールなどの商業施設
などを担保としたノンリコースローンを証券化するCMBSです。
ちなみに、CMBSはCommercial Mortgage BackedSecuritiesの略称です。また、日本語
では商業用不動産ローン担保証券といいます。そして、日本でもRMBSとCMBSは確実に
市場を拡大しています。今後も更なる成長が期待されています。
『タグ』
不動産ファンド 不動産証券化 ノンリコースローン RMBS CMBS
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