リートは、製造業などと異なり、比較的東日本大震災の影響を受けませんでした。
主な理由は所有する大半の物件が東京、大阪、名古屋など大都市圏に集中している
ためです。一部の物件が破損し、修繕費などがコストとしてかかった程度のようです。
そうしたなか、今後のJリートの選び方のポイントをダイヤモンド・ザイで解説しています。
「転載開始:ダイヤモンド・ザイ 」
『震災後のJリートの選び方と注目の10銘柄』
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110615-00000301-zai-bus_all
不動産に分散投資し、その家賃収入から分配金が支払われる仕組みのJリート。
4月末現在も5%弱の平均利回りを誇るが、大震災後の見通しと有望銘柄はどうか。
Jリート分析の第一人者、SMBC日興証券シニアアナリストの鳥井裕史さんに聞いた。
<Point1>
◆震災後のJリートの動向は?
→家賃収入は依然安定し日銀の1000億円の買い入れで株価も底堅い!
代表的な高利回り商品として定着してきたJリートだが、大震災後の状況はどうか。
SMBC日興証券の鳥井裕史さんは次のように語る。
「物理的には一部の銘柄で若干修繕費用が発生しただけ。しかし景気の不透明感が出て
きたことでオフィス賃料の回復が遅れ、増資による成長戦略がストップしたことから、
投資口価格(株価)の上昇は当面期待しづらくなりました。ただし、分配金の
裏付けとなる家賃収入は全体的に底堅い」
また、日銀は昨年から開始したJリート買い入れ策の金額枠を震災直後に
500億円→1000億円と増額した。
「日銀は東証Jリート指数が純資産の価値に相当する1060ポイント近辺で買ってくる
傾向があり、下値不安は少なそう」(鳥井さん)
結論としては、現状では5%程度の利回りを安定して取ることを狙い、東証リート指数
1050~1100ポイント程度を目途に投資する戦略が良さそうだ。
「高利回りを得ながら待てば、いずれ経済活動と資本増強の動きが正常化することで、
東証リート指数は1200ポイントを目指す上昇に入る可能性があります」(鳥井さん)
続きはコチラから⇒
確かにプロがおっしゃるとおり、日銀がJリートへの投資を倍に拡大したのは大きいですが、
これを機に外資が売り逃げる可能性もあるので十分注意が必要です。
PR