福島第一原発事故によって日本経済に大きな打撃を与え、秋以降そうした影響がより顕在化
する可能性が高まっているわけですが、個人投資家の投資マインドは縮小しています。この
ため、大手証券会社は新たな戦略を打ってでようとしています。
「転載開始:フジサンケイ ビジネスアイ 」
『フィデリティ証券 首都圏重視を転換 投信販売で地方富裕層開拓』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110603-00000019-fsi-bus_all
米系インターネット専業のフィデリティ証券(東京都港区)は投資信託の販売強化に乗り出す。
首都圏の富裕層にほぼ絞り込んでいた営業対象を、今秋から大阪や地方都市の富裕層にも
広げる。国内の株式市場は低迷している、運用先に外国株式を含む株式投資信託への資金
流入は続いており、商圏拡大の好機と判断した。資産運用大手の米フィデリティのグループ
企業としての強みを生かし、地方の富裕層を開拓する。
投信預かり資産額を今後4年で3倍の約2900億円に増やし、同資産額でネット証券2位を
目指す。9月にも大阪、名古屋、福岡などで投資セミナーを初めて開催する。セミナーは
定期的に開き、マーケティング本部が中心となって認知度を高め、需要を掘り起こす。
日本に進出している外資系証券では珍しく、個人の投資分析を行うシンクタンクを持っており、
日本の投資文化を反映させた独自の富裕層向け運用プログラムを開発する。
米フィデリティの日本拠点である投信会社「フィデリティ投信」の運用実績に優れた投信など
を中心に品ぞろえも強化する。一般的には運用資産1000万円以上の投資家を富裕層と
するが、フィデリティ証券は300万円以上を富裕層と位置づけ、囲い込む。
現在は7割以上が首都圏の顧客だが、今後は首都圏とそれ以外の地域との割合を半々に
することを目指す。フィデリティ証券の投信預かり資産総額は11年3月末で962億円。
ネット証券ではSBI証券(4790億円)、マネックス証券(2692億円)に次いで3位。
「転載終了:フジサンケイ ビジネスアイ 」
これまで大手証券会社は首都圏を中心に展開し、地方は手付かずでしたので、今後は地方
の資産家の取り合い合戦が繰り広げられることになるかもしれませんね。
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