これほどまでに金融市場の低迷が長引きますと、企業の弱体化が
加速し、個人消費もさらに冷え込むので悪循環が繰り返されること
になり、出口に到達するまで相当時間がかかります。
ですので、これまでリスク分散する重要性が高まっているわけです
が、今回は不動産投資での分散投資について簡単ではございます
が、解説させていただきたいと思います。
投資する上で誰もが願うのは、買った値段より値下がりしないこと
ですが、当初の思惑が外れることは多々ありますし、思惑通りに
ことが運ぶことを期待しても裏切られることが多いです。
そこで不動産投資にかぎらず、投資する上で大切なのが分散投資
で、分散投資することにより、ある市場が上向きのときはポートフォ
リオの上昇幅は少なくなる可能性があります。
しかし、反対に市場が下向きのときは下落幅も少なくなります。
確保と中長期的な財産の成長を目指すのであれば、分散投資は
非常に理に適った投資法といえます。
しかし、投資するさいにキャピタルゲイン、インカムゲインのどちら
を狙うかによっても投資対象が大きく変わりますので、絶対安全
だとは断言することはできません。
例えば、株式投資の場合は値上がり益を狙った投資になりますが、
成長株などの株価の動きは債券や、不動産の値動きと比べると、
やはり比較にならないほど活発です。
そして、キャピタルゲイン狙いの投資では大きなリターンを期待で
きる反面、リスクもそれに伴って大きくなります。
ですので、日々の情報収集と分析が必要です。
また今現在、不動産価格が短期間に大幅に高騰するということは、
首都圏の一部の商業エリアを除いてまずないと考えるべきです。
ですので出口戦略としてキャピタルゲインも考慮しつつ、家賃収入
(インカムゲイン)を第一に考えるのが主流だと思います。
不動産投資は、他の金融商品と比較しても高い収益性が魅力で、
不動産ファンドなどは比較的複数の銘柄に分けて投資することが
容易ですので、分散投資の対象としてはよいと思います。
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